私の願う事、そして言語について。私はこの日本でもっと多くの人たちにセイリングや海洋スポーツを楽しんでほしいと思っています。
私のこの期待はもっとたくさんの日本のセイルナンバーが外国の海でセイリングしているのを皆さんが旅行先で見られたら本当に素晴らしいと思うからです。
つまり、もっとたくさんの人たちが海外でセイリングを楽しんで、そこでたくさんの友達を作り、素敵な思い出を作ってもらいたいと思うからです。
今日私たちはオリンピックなどのディンギーセイリング技術においては、大変すばらしい成果をそこに見ることが出来ます。ウインドサーフィン(RS:X)、Laser、Laser Radical,男女の470や49erなどが代表的です。
しかし他方世界中で行われるキールボートのイベントでは日本人は特に選ばれたごく少数の特別な人たちを除いて、ほとんどその姿を見かけませんが彼らの努力は次のようなところに表れています。
例えばSledがTP52シリーズに参加したり、Irresistableがイタリアで行われたクラス41シリーズに出て行ったり、KYCのDragonフリートがインターポートのイベントで毎年参加しているクルーたち、さらにごく一部ですが個人でそれぞれに努力してルートを見つけて海外のレース艇に乗り、参加する人もいらっしゃいます。
2016年私はある考えを試してみようと思っています。
2016年イギリスのISAFの3つのコース(1. Nov. 13 ISAF オフショアセーフティー, 2.Nov. 14 RYA シーサバイバル 3.Nov. 15 RYS ファーストエイド)に参加し、参加している間はずっと毎日日本を象徴する「日の丸」を身に着けようという試みです。
そして海外のクルーたちが日本に関心を持ち日本を訪れるきっかけづくりや日本のクルーが海外のクルージングに参加したりするきっかけづくりになると思っています。
日本で行われる様々なイベントに海外のクルーが参加したり、ヨーロッパの船に日本人のクルーが参加したり、そんな光景がどんどん増えていくのが私の目指すところです。
私がここで言っているのは有名な船だったり世界的に有名なレースにということではなく、ごく普通のクルーやローカルのヨットクラブが開催する誰でもが気軽に参加できるレースのようなもののことです。
世界的に有名なレースで勝利して有名になるクルーなどはごくまれですが、世界中から、国を出て海外で、規模もごく普通のローカルレースなどに参加してみたいと思っているクルー達は数えきれないほどたくさんいらっしゃると思います。
私はそういう普通の人たち、クルーとして地域のレースやクルージングに参加してみたいと思う方たち待っているのです。
今回のチャレンジにおいて、私はある意味ラッキーだったと思います。
というのは、まず私は英語のネイティブスピーカーであり、日本語も日常生活で不自由ではありませんので、英語が苦手な日本人の方ともごく気軽に話すことが出来ます。
ISAFの国際ルールでも英語が使用言語となっていますので、英語というものがみなさんの距離を近づけるものになっていくと思います、JSAFが4年ごとに出しているRRSは英日対訳で本当によく編集されていますから、私にとっても皆さんにとっても、英語と日本語のルールを同時に学ぶ上でとても役立ちます。
私は海外のセイリングイベントに参加を考え、さらに英語を学びたいと思っているすべての日本のクルーのみなさん達を応援しています。敢えて英語環境に飛び込んでみる事で
上達も速くなります。
私は2016.-17年の間に日本とヨーロッパを行き来することになると思います。
もし興味のある方、将来一緒に参加したい方がいらっしゃいましたら、日本語でも英語でも構いませんので,気軽に私(mark@sails.co.jp)に連絡してください。
2015年には2人の日本人の方がMini Transat 6.5に乗ったスペイン バレンシアまでの航海に参加してくれました。
大変すばらしい友人関係を築けましたし、なにより素敵な思い出になりました。
皆さんも新しい仲間・友人を作って素敵な思い出を共につくりませんか。
JSAF 外洋内海 国際委員長 マーク・スミス